スーパービューティ、ポンヌフ、エクラタン取り扱い商品数最大級のシャルル<通販部> Super Beauty by Ohra Beau ビスコンティ

津島店 大改装 <自宅、店舗、倉庫を改装した記録>

 

2021年12月、自社店舗津島店が入店しているショッピングセンターが、

一部改装の報告を受け、プランを実行。

下写真は、改装直前の店舗写真。

右奥は、映画館への連絡通路。その通路側の1枚ガラスのウインドウから着手。

 

改装イメージはスーパービューティ専門店

大人の落ち着いた高級感、ヨーロッパ中世、宮殿をテーマにしました。

 

 

問題点が多く

1. 営業しながら改装

  仕切りや壁の部品を、倉庫で作って、現場でプラモデルのように組み立てる。

2. 店内での音出し作業ができない

   電動丸鋸などで、木材の加工や切断ができない。

   朝8時から10時まで、19時から21時半に集中作業。

3. 例によって予算が無い

    コロナで合板、木材が不足で急騰、安くて火災に強い石膏ボードで施工。

 

弊社店舗の向かえ側に、無印良品が入店決定。

問題多くても、今回も私、間瀬一人で頑張ることにしました。

 

まずは、店舗の倉庫部分になるスペースを作業場所にセット、

店内で電動工具が使えないので、

柱や仕切りなどの部材は倉庫で作成し、切断が必要な場合は

人力のこぎりを使って、朝8時から夜21時半まで、死ぬほど働きました。

↓写真は店内の作業場所。

装飾にはこだわり、ルーターで半円球の堀を4本、側面3本入れて、

古代ローマ王朝の柱のイメージ、映画館へ通じる通路側はこのイメージで作成開始。

左の写真、隙間が空いているのはLEDテープで足元からもライティングするため。

  

一面ガラス張りのウインドウを柱のフェイクで仕切り、3スパンのショーウインドウに変貌。

同時に天井から吊るされたボーダーは、

ベニヤを貼ってサイズアップして、強度を上げました。

このボーダー下にカーテンレールを設置するためです。

ボーダーは2週間かけて、白塗装に弥富店と同じ装飾テープを貼り完成しました。

 上写真の  ベニヤ未塗装部分の内側に、自動カーテンの収納スペースとなります。

下写真はその店内側で、左が改装前、右は奥から商品を移動して改装着手。

  

倉庫で作成した仕切りや天井アーチをトラックで運んで組み合わせていきます。

通路側の壁は、モルタル造形。

12ミリベニヤにラスを貼って、下地材を塗り、

軽量モルタルというセメント系でレンガ模様をつけ、造形します。

 

 

 

次に、レジ後ろのイメージ、お客様が会計時に必ず立ち止まる、大切な場所です。

改装前が、下写真。木組みを生かして・・・

と考えながらコメダコーヒーでホットを頂いていたら、右写真のレンガが飛び込んできた。

これで決定。

  

中央の角材だけ切り落として、ベニヤを貼ってモルタルが落ちないように網状のラスを貼ってから、

軽量モルタルを、カチコンと合わせてぬります。

半がわきになっている間にレンガ模様に削っていきます。

 

  

レンガ模様ができたら剥がれ落ちたようにモルタルを重ねて仕上げます。

  

内側に暖色LEDテープ、サインも裏側にLEDテープをハンダ付けでホワイトLEDを使用しています。

電気をつけると、下写真。

レジ用の6灯シャンデリアが中国から到着。

さらに中央の18灯シャンデリア到着。

30KGの重量級シャンデリアはクリスタルガラス製で、2ミリワイヤーとチェーンで、

天井裏の鉄骨に設置。

持ち上げるだけで死にそうでした。

    

 

 次はペットコーナー、赤松で枠を組んで、モルタル塗装側にベニヤ、内側は石膏ボードで作成。

閉店後、9時10分を過ぎると、ショッピング側の電気は消されます。それでも津図けて頑張る。

 

こちらもモルタル造形、ロゴの後につけてるのは「Pet」

そう、ペットの洋服コーナーにしました。

 ステージの棚板は、一番安いベニヤ合板、これを磨いて、下地材を塗って、

本塗装で光沢を出していきます。

 

反対のフェイスも、倉庫で作ってきた仕切りやアーチを運んで一気に組み立てます。

床は東レのリサイクル素材の塩ビタイルで大理石模様を選びました。

1枚378円、床で14万ほどかかっています。

もちろん自分で加工して1枚ずつ貼っていきました。

音の出さない作業は、営業中にもできます。

 

 営業しながらの改装なので、完成して塗装が乾き次第、商品を戻します。

使わなくなった棚や什器は、ジモティで1000円からの格安販売。

私の、昼ご飯になりました。

 モニターは50インチ、縦に設置。このモニタ用の壁は、自動カーテンの収納となります。

店名ロゴの文字裏ににLEDテープを付け、モルタル造形仕上げ。

ボーダーに自動カーテン用のレールと、こ

のモニター裏にカーテンの駆動モーターを設置、

アレクサ連動でカーテンが閉まります。

 

特注のカーテンが納品され、レールに取り付け。エンジ色のカーテンはダミー

8メートル幅の防炎レースカーテンは、継ぎ目のない1枚カーテン、これを2セット。

カーテンだけで12万、自動カーテン装置7万円。

でも、閉店作業が 超かんたん。

 

ブルーのLEDでボーダー上の天井を照らし、空のイメージを。

これ、近鉄特急 ひのとりのプレミアム席が、

終点に着くとき天井がブルーに変わるの見て憧れてた。

 5月27日 ショッピングセンターのオープンに間に合いました。計画から6か月。

激務がたたり、血管性浮腫を患いました。

また、3月26日に父が亡くなり、車椅子で完成を見せるつもりでしたが、叶いませんでした。

通夜と葬儀が終わったら、寝る暇なく現場に戻り、続けた工事でした。